腎経絡の大切さ

こんにちわ。何かというと脚の内側ラインを執拗に攻めがちなAmuletオーナーHIROKOです。
痛いですよね内側。なにも嫌がらせで内側を攻めているのではなく、人体において非ッ常に大切だから殊更丁寧に施術しているわけです。
ほんなら脚の内側には何があるかというと脾経絡・肝経絡・腎経絡が走っています。
大切といえばこれらすべてが大切なラインですが、その中でもとりわけ重要なのは腎経絡です。

腎経絡はすべての源。生命の源。
何に効くとかそういう次元を超えて、生命エネルギーそのものと言っても過言ではないです。

私の通う鍼灸学校の担任の先生は、鍼灸歴ウン十年、鍼灸学校の教科書編纂にも携わった超大ベテランの大御所先生なのですが
「身体中ボロボロであっちもこっちもやらなきゃいけない時はとりあえず腎経絡」「原因不明の時も腎経絡」「迷ったらとりあえず腎経絡」
と言うくらい、かなり強火の腎経絡担(同担むしろ推奨)です。
とにかく腎経絡の大切さを事あるごとに力説されていました。
腎経絡と表裏一体なのは膀胱経絡なので膀胱経絡についてもかなり詳しく教えて下さいました。

お陰でペーパーテストも実技テストもレベル高すぎて、クラスメイトほぼ全員が胃痛と不眠に苛まれたりもしましたが些末なことですね(遠い目)

とにかく親の仇かのように叩き込まれた腎経絡(と膀胱経絡)
もう暗記通り越してゲシュタルト崩壊起こしそうなほどエンドレスリピートした腎経絡(と膀胱経絡)

施術に活かさずにいつ活かすの?
ということで日々、皆様の腎経絡(と膀胱経絡)を指圧とトークセンとハーブボールと足技で流している次第です。

ちなみに腎=生命力そのものということは「老化」「アンチエイジング」に直結するということでもあります。

腎の支配領域は「耳」「骨」「髪」。
ついでに骨余(こつよ)である「歯」も入ります。
つまり老化したらまっさきに影響が出る箇所が腎の支配領域。
逆に言えば、腎が充実していれば老化しない、という事です。

悲しいことに我々現代人は、どうやら腎気が不足しがちなようです。
例えば白髪。
皆様何歳頃から気になり始めた、もしくは気になり始めるイメージですか?

イメージできましたか?

では仮に腎が充実していたら、きちんと正常に腎が働いていたとしたら何歳頃から白髪になると思いますか?

イメージできましたか?

それでは東洋医学の原点とされる「黄帝内経」の「素問」より、衝撃の事実をどうぞ。

「六七にして三陽脈上において衰え、面、皆やつれ、髪はじめて白む」

六七・・・ろくじゅうなな・・67歳?!

どうやら67歳にして初めて白髪になるようです。
ちなみにお顔が弛み髪の毛が初めてボリュームダウンするのは57歳だそうです。
47歳はバリバリ現役だそうです。

漢時代の人々、元気すぎませんか?
本当に同じ人類でしょうか?
17歳にしてすでに体力の衰えを感じていた私のような腎激弱の民は一体どうすれば?

考え方を変えれば、今より医療も何にも発達してない時代でも腎が充実するだけでこれだけ若々しさが保てるんです。
美容医療なんかも発達した現代でさらに腎も充実させたら、もはや不老長寿になりそうですね。

腎経絡の大切さ、わかって頂けましたでしょうか。
ということで本日も粛々と、皆様の脚の内側を懇切丁寧に施術させて頂く所存。

本日も皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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